2010/02/15

目で見る言語

普段気にも留めないくらい、風景に馴染んでしまっているピクトサイン。

その代表とも言ってよい、非常口のピクトをデザインしたという、グラフィックデザイナーの太田幸雄さんの講演@多摩美に行ってきました。



トイレのピクトや、車椅子のピクトなど、特に文字が
書いてなくても、老若男女、日本人、外国人すべてがそれをみて意味を瞬時に、直感的にわかることの大事さについて、改めて考えさせられました。あんな誰にでも描けそうなマークですが、言葉の壁をも越え、世界共通で使われているってすごい。あれがもし漢字で書かれていたら、カナダ人は日本の空港でトイレを見つけられないのですよ。わかってたけど、わかってなかった。

印象的だったのが、"ピクトは役割の無いときは、風景として待機している"という言葉でした。その謙虚さが、文字には無いんだと。風景になじむ。和をみださない。それがデザインだと。

うーむ。ピクトの世界は深い。


2 件のコメント:

  1. 風景として待機、、なんだかはっとするお言葉だね。
    謙虚でわかりやすい、かつ素敵なデザインのピクトを作るなんて、神業におもえてきちゃうわい。なんだかこれ読んでお勉強した気分です。

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  2. kattin
    うむ!勉強しなされ。

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